とんでもなくご無沙汰しております、1ヶ月ぶりのミラクルワールドでございます。
色々と準備が整わず、日々の作業に追われて月日が流れてしまうのが現状です。
今回のMWは、箸休めとして(毎回箸休めと言う声もそこかしこから聞こえますが)、先日初来日した2人のフランス人の友達との旅行記を徒然なるままに書き綴りたいと思います。
本来は2011年の4月に来日する予定でしたが、地震があったので今年のこの時期になりました。
せいぜい10日ぐらいの滞在かと思いきや、なんとゆとりの3週間滞在。さすがバカンスの達人です。
さてそこから私のオーガナイザーとしての日々が始まりました。
空港に迎えに行って約2年ぶりの再会。大きなリュック(sac à dos)を背負ってきたふたりからは、すでにお土産のカマンベールのにほひが。
1日休んで、日光に出発。
新宿から電車に乗ろうとホームの階段を降りて行くと・・・ドサドサッ。
え、何?と振り向くと友人のひとりが真っ逆さまに落ちてくるではありませんか!
「メガネがー、メガネがー」と泣きながら叫ぶ友人。
どうやら疲労と重たいリュックで足を滑らせて顔面を強打したようです。
一瞬、頭の中が真っ白になりましたが、吹っ飛んで片方の柄が取れてしまった眼鏡を探し、なんとか予定通りに電車に乗りました。
こぶとり爺さんのように右おでこに出来たこぶを冷やしながら、大事に至らなかったことに胸をなでおろしました・・・。
日光では、地元の友人のガイドで色々とまわり、はじめてのカラオケも体験してもらい、こぶも忘れて楽しいひとときを過ごしました。
その後、今度は京都に向かいました。
道中、日本についての感想を聞いてみると、イライラするほど(?)街がきれいで、想像していた以上に日本人が礼儀正しいとのこと。そして、学生の制服と現場で働くの男たちのちょうちん型の作業着に興味津々でした。
特に日本好きというわけではなかったので、ご飯はどうしようかと懸念していましたが、そこはグルメの国のひとですので、うどんが美味しい、焼き魚定食が美味しい、と食に対する順応性は優れていて心配は無用でした。
友人が大根おろしやすりおろした生姜、あげ玉などが混ざり合ったうどんのつゆのことを「ポタージュ」と呼ぶので、庶民的なうどんがなんだかフランス料理の一品に昇格した感じがしてしまいました。
私は便乗ながらも久々に仏像が観られる、とウキウキしていたのですが、彼らの興味は主に庭で、庭三昧の京都でした。
帰ったら自分の庭もああいう風にしよう、こういう風にしよう、とアイデアを得たようです。
そんな感覚も住まいを自分で作っていくフランス人ならではなんだな、と思いました。
ベタなお土産には目もくれず、ただポストカードを20枚ほど買って、京都滞在は終わりました。
あいにくの梅雨入りで富士山は拝めなかったらしいのですが、宮島はとても気に入ったらしく、東京では歌舞伎を観に行き、その他もろもろ、ザ・日本を満喫した3週間だったと思います。
総括としては、招くより自ら行くほうが数倍気が楽!ということです。
そしてまた、モノトーンな日々に戻るのでした、トホ・・・。
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