本をめぐる旅 ―オッフェンバッハ編・パート1―

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Jan 15
2015
Posted in blog, miracle world by Minako at 12:06 pm | No Comments »

相変わらず寒さが厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか。
新年最初のミラクルワールドも記憶の残っているうちに昨年の本をめぐる旅のレポートをお届けいたします。
今回はオッフェンバッハにあるクリングスポール博物館です。


クリングスポール博物館に辿りつく前に、ちょっとした秘話(?)がありますので、お話したいと思います。
私ごとですが、タイポグラフィーの勉強をはじめてから、よく「小林章」という名前を目にするようになり、著書を読んでいくにつれ、小林さんの文字に対する姿勢とその愛情に感銘を受け、ぜひお目にかかりたい!と思うようになりました。
ドイツと日本を行き来している小林さんは、お忙しいにもかかわらずレクチャーも積極的にしておられ、私もまずはそれに参加しようと試みました。
が、人気があり、レクチャー開催のお知らせが出るとすぐに満員になってしまい、いつもチャンスを逃していました。
何度目かの挑戦でやっとナマの小林さんを拝めることになり、これは是非ドイツに行く旨も伝えたい、と名刺を片手に、もう片方の手にサインをもらうための本を持ち、後の詰め寄りに備えつつレクチャーを楽しく拝聴いたしました。

レクチャーもあっという間に終わり、ハヤるココロと震える手を抑えつつ、小林さんに自己紹介をし、近々ドイツに行く旨とダメもとで見ておくべきもののアドバイスを請いました。
すると、どうでしょう!初対面の一受講者の私に、「クリングスポール博物館の閉架図書に素晴らしいものがたくさんありますよ。担当の方に連絡をつけておきますので、日程などの詳細が決まったら知らせてください。」とのお言葉。
お忙しいのに、恐縮すべき心遣いをいただいて、感無量で帰宅いたしました。

その後、月日は流れ、とうとうドイツ出発の日まで半月となった頃に、これまた恐る恐る、でもずうずうしく、小林さんに日程をお伝えすべくメールをいたしました。
すると、どうでしょう!すぐにお返事がくるではありませんか!
やはり世界で活躍されている方は、このような方なのだな、と納得いたしました。
そして、クリングスポール博物館のヘルガさんという方に案内を頼んでおいてくれるとのこと。
単なる旅行者では入って行けない閉架図書の部分ですので、とてもありがたく思いました。

そして、博物館で迎え入れてくれたヘルガさんもとっても親切な方だったのですが、今回は小林さんへの感謝で長文になってしまったので、彼女のことから第二弾としてまたのちほど。


つづく・・・



  1. It‘s quite in here! Why not leave a response?




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